マイスター大学堂:ブログ

外郎


 真冬の寒さでありますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?さて、本日は眼鏡とは無関係なお話です。

 

 某夜、夜中に目が覚めてしまいました。まるで鼻ちょうちんでぷかぷか、と漂っていたら突然にちょうちんがパチンと割れて墜落してしまったような感じで、それまで心地良かった布団が途端に重く暑く感じられ、いつまでも体を伸ばしたり縮めたりして再び浮かび上がるまで苦しむのです。

 やがてカーテンの向こうが薄っすらと明るくなるころになると焦って、眠りに集中すべく羊を数え始めます。ところが某夜は様子が違って、羊を一匹、二匹と数えている内に、なぜかウイロについて考え始めました。

 まぁ目覚めているといってもちょっと夢うつつの混濁した意識の流れ、あべこべに流れて奔流から緩流になったり、時に川底から温泉が湧いて猿が浸かっていたり、はたまた河原に河童に出たりと不思議な蛇行を繰り返し、某夜は羊から始まって流れついたのは、あののっぺりとしたウイロであったのです。

 ウイロってなんなんだ。ずっとイントロが続くような盛り上がらないあの味、あの人を窒息にさせるような異常な粘り。それに無暗に重いではないか、あの存在の耐えられない重さ!一体何なんだ・・・と考えるに至ったところで目覚まし時計に起こされました。ウイロ批判を続ける間に眠りに落ちたのです。なんとも不思議な入眠方法でした。

 今度、眠れない夜が訪れたら、真っ先にウイロのことを考えるように致します。

 

クリタケ

 

 

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