マイスター大学堂:ブログ

MIDO2013

 イタリアより無事帰国致しましたので、ブログ再開です。

 今回はヘルシンキ経由でイタリアへ行って参りました。

 

MIDO

灰色のヘルシンキを経由して、ミラノへ。

 

夕方にミラノに着いて腹ごしらえをするために夜の街を徘徊。

MIDO

お腹一杯ピザを食べてお酒を飲んで、これは朝までぐっすりですわ、とベットに入ったが眠れず明け方まで悶々。

古い友達に自分がつい先程まで履いていた靴をプレゼントするという短い夢を見ました。

 

眠い眼をこすりながら、朝ご飯を沢山食べていざ会場へ。

 MIDO

「mido ミド」の会場です。

初日はちょっと人が少なかったですね。

 

まずはラフォンを訪問して、新作を見せて頂きました。

MIDO

いつもながらのお洒落ブース、そして美しい新型。

 

お次はミュニックアイウェアです。

MIDO

新作は控えながらじわじわと染みてくる美しさがありました。

ここ最近のミュニックアイウェアは大変良いです。

 

さてコルビジェモデルが好評なレスカ。

MIDO

リピートや新色をオーダーして参りました。

 

夜は中華です。

MIDO

昔の私は「僕の体にはイタリアンが合うんですよ、毎日イタリアンでもグラッツェですよ」と小指とポロシャツの襟を立て、エスプレッソのズズーと飲みながら申しておりましたが、なんたる若気の至り、短慮、海外ならどこへ行っても中華ですよ、ワンタン、チンタオ、マーボーですよ。

 

中華が効いたのかその夜は快眠。

また朝ご飯をもりもり食べて会場へ。

MIDO

軽量、快適、ミニマルデザインでお馴染みのシルエットを皮切りにスーパーブランドのブースなどを拝見。

 

MIDO

子供が見たらトラウマ必至な顔型椅子がありました。

 

MIDO

今回はティアドロップだけという清々しい商品構成のベルギーのブランドを発見。

ティアドロップを極めたい私と致しましては大変惹かれ、またブースの女性もキュートだったので悩みましたが、また今度とブースから後ろ髪を引かれる思いで退散致しました。

それからしばらくは邪な心とティアドロップがグルグルと頭の中で回転して大変でありました。

 

ガシンショウタン、ガシンショウタン、と念仏のように唱え苦悶の表情で歩いておりましたら、目の前で微笑むマトリョーシカ人形の群れ、その後で手招きする金髪のロシア美人、はてイタリアからロシアに着いた。あぁ私はついに頭が馬鹿になったと誘われるままにフラフラと近寄ると、なんとロシアからやってたメーカーさんでした。

MIDO

「ロシアの眼鏡ブランドなんて初めてですよ」と私。

「ソウデス! ワタシ タチガ ハジメテノ ナノヨ」とロシアの女性。

「それはオーチンハラショーですね!」ということでコレクションを拝見、ロシアカメラのゾルキーやロシア・アヴァンギャルドもしくはイワンの馬鹿的なフレームを期待しておりましたが、意外に普通でちょっと拍子抜け、これはどうしたものかと考えておりました。

すると「アンタ!ズット ダマッテルネ ドーナノヨ!」と突如叱られ、それから空の青とも海の青ともつかない美しい瞳でじっと見つめられました。

私はヘドモドしてしまって「あの、その、また来ますね、スパシーバ、スパシーバ、お元気で!」と手を振って退却、去りながら「さようなら、さようなら、しかしあなたもまた数年後にはシベリアの熊のようになっているのでしょうね」としみじみ思う。

それからグルグルと会場を何度も回って細々とした仕入れをしたりして過ごし、すっかり仕事をしたつもりになって会場を後に致しました。

 

MIDO

まー、今回も沢山の眼鏡が出品されていましたね。

デザイナーの皆さんは次々に新しいアイデアが浮かぶんですね、まったく感心致します。

 

さて、私はミラノからまたヘルシンキを経由して日本へ。

MIDO

ヘルシンキはまた雪。

 

帰ってきたら春でした。

ずっとおでんが食べたかったので、すぐに昆布を水に浸けて出汁をとりました。

MIDO

夜はおでんと日本酒、やはり日本は最高ですね。

 

なんだか眼鏡の写真がほとんどありませんが、これにてミラノ展示会レポートを終ります。

フレームが入荷致しましたら、ブログでご紹介致します!

 

クリタケ

 

関連記事: