マイスター大学堂:ブログ

苦しい朝

 11月になりましたが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?さて、本日は眼鏡とは無関係なお話です。

 

 季節柄、リンゴや柿を沢山いただく。甘くて美味しいのですが、まな板と包丁を出して、手を洗って、皮をむくのがとても面倒です。

 その点、バナナはいい。道具は要らず、引っ張るだけでスカッと皮が剥けて食べられるようになる。日にちが経ったバナナなどは、ねぇ、ちょっとと軽く触れるだけでペロンと皮が剥けちゃういじらしさです。でも、もっといいのは果物のない朝です。皮を剥いたり種や皮を捨てたりといった面倒のない、ヨーグルト、パン一切れ、コーヒーだけで終わるスリーピースバンドのような、シンプルで軽快な朝食。

 皮を剥いたり種を取ったりという作業の煩雑さよりも、もっと嫌なのは果物が刻々と傷んでいくことです。

 リンゴの見てくれは変わらないですが、着実に不味くなっていきます。柿はズクズクとゲル状になり、先程称えたバナナの、その見てくれの変化は苛烈で、どこまでもずんずん黒ずみ、僅か数日で黒死病とはこのことかという姿になります。それが嫌で必死に食べて消費していくのです。お腹いっぱいだと思いながらも、悪くなる前に、腐らせてしまう前に頑張って食べる。そして、食べ過ぎに苦しむ。

 「そんなのちょっと、そう、あれだ、あなたアホなのでは」無理に果物を食べ、胃の痛みにくるくるとのた打ち回り、挙句トイレに籠る私に、そのようにいう人が有ります。そうかもしれません。腐らせたらいいんです、果物なんて、お腹を壊す方がよっぽどいけない。そんなことは分かっているが私には出来ない。勿体ないから食べちゃった、これ。どうしても食べ物を捨てたくないのですねぇ。

 現在、私の家にはリンゴが三個(一昨日まではリンゴが一個で柿が一個だったのです。ところが昨日のことですが、私は姉からリンゴを二個渡されました。さっぱわややで私はそのリンゴ達を手に持って悲しみが消える頃まで歩いたのです。)、柿が一個あります。

 まだまだ苦しみは続きそうです。

 

クリタケ

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